交通の書籍紹介

電車のはなし−誕生から最新技術まで− 交通ブックス118

宮田道一・守谷之男 共著

第35回 交通図書賞『技術部門』受賞 交通図書賞とは、財団法人交通協力会が交通に関する優秀な図書を選定し、広くこれを推奨することにより、交通知識の普及と交通従事者の教養の向上に資する目的で、昭和50年から制定、実施しているものです。 【まえがき】より 私たちにとって、鉄道は一番身近な公共交通機関の一つといえます。とくに日本の鉄道は、ほぼ時刻表どおりに運行され、世界でも類を見ない正確さを誇っており、通勤・通学などの面でも今やなくてはならないものとなっています。鉄道はその名のとおり、「鉄の道」、すなわり、鉄のレールを敷き、その上……

航空図のはなし(改訂版) 交通ブックス306

太田 弘 編著

目印のない空を飛行機はどのようにして飛んでいるのか。空の地図「航空図」をわかりやすく解説。旅の楽しみ方が増える楽しい一冊。本書を読めば、今まで退屈だった空の旅も楽しくなり、窓際の席に座りたくなります。 【はじめに】より 空を飛ぶ「地図」って何だろう? 今から100年前、いや70年前の1939年でもいい、人間は1万メートルの上空から地上を眺めることはできなかった。今もこの瞬間、世界の空には何千という航空機が1万メートルの高度でクルージングしている。窓側の人は眼下に広がる大地のパノラマを眺め、多くの人は「地図といっしょだなー」とつぶや……

航空管制のはなし【七訂版】 交通ブックス303

中野秀夫 著

大空を飛ぶ航空機も、他の交通機関同様、さまざまなルールのもとに運航されている。それを巧みに整理して安全を保つことが航空管制官の役目である。本書は「空の交通整理」とも呼ばれる航空管制を、その歴史から現状や問題点、業務内容まで幅広くとりあげた。巻末に用語解説と、パイロットと管制官の交信の実例を収録。 【七訂版発行にあたって】 近年、グローバル化の進展により、世界の航空輸送の需要はますます増加し、国際航空交通量は大きく伸びてきている。ことにアジア地域においては、中国やインド等の経済発展により、その傾向は顕著である。 一方、わが国の国内にお……

日本の市内電車−1895-1945−

和久田 康雄 著

京都電気鉄道が国内で初めて営業運転を開始してから敗戦を迎えるまで、半世紀にわたる全国の市電車両の変遷を明らかにし、北は旭川から南は那覇まで、車両の消長をたどった貴重な1冊。 ◆「2010年 島秀雄記念優秀著作賞 単行部門」   で受賞しました 「島秀雄祈念優秀著作賞とは?」 島秀雄記念優秀著作賞は、毎年1回、趣味的見地に基づき鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道趣味の発展に寄与することを目的とし、2008年に新設された賞です。 賞の名称は、鉄道友の会初代会長で東海道新幹線の完……

新・中国税関実務マニュアル【改訂増補版】

岩見辰彦 著

中国における税関実務を豊富な書式サンプルを用いて具体的に解説。これから中国進出を考えている企業担当者の実務に役立つ必読書。 改定増補版では全面的に最新の内容にアップデートし、 ●24時間ルール ●化学品の規制 ●バイヤーズコンソリデーション ●非居住在庫管理(VMI) ●加工貿易半製品の保税転売方法 等について、説明を加えました。 【改訂増補版】によせて  最近の中国関係は、政治のみならず経済にも大きな影響を与えており、中国脱出論が叫ばれている。しかし、ここまで深まった経済関係は、簡単に変えられる状況ではなく、また、中国もはや生産……

航空事故の過失理論【改訂版】−如何なるヒューマンエラーに刑事不法があるのか−

池内 宏・海老池 昭夫 共著

【内容】  航空機は本来安全な乗り物ですが,ひとたび事故が起きると多くの人命が奪われる可能性が有り,一般社会に与える影響も多大です。それ故か,近年は過失犯の必罰化の傾向が強まり,機長が訴追されるケースも出てきましたが,これは刑法の原則(謙抑性,最後の手段性)や事故再発防止の観点と必ずしも合致しているとは言い得ません。  本書は,主に民間航空機による航空事故を例に挙げ,一般の交通事故,医療事故,代表的な判例などに照らし合わせ,機長らを中心とした行為者の刑事過失をどこまでに限定するのが妥当といえるのかを考察しています。また,被害者をケアす……

交通論おもしろゼミナール3 交通と物流システム

上羽博人・松尾俊彦・澤 喜司郎 編著

【内容】  「縁の下の力持ち」といわれる物流は、私たちの生活や企業活動から、日本経済、国際経済をも支えています。たとえばコンビニエンスストアでは、宅配便の発送や受け取りの代行業務があり、その荷物は配送トラックによって運ばれ、またその輸送は、海外から運ばれてくる石油などのエネルギー資源によって成り立っています。これら「物流」が、生活に密着した重要な活動を担っているのです。  本書は、モノの流れを追い、モノの流れの中で用いられている輸送機関(機器)や荷役機器、あるいはそれらを複合したシステムについて紹介し解説したもの。もともと目に見え……

高崎商科大学叢書 新流通・経営概論

金 弘Z刀E佐藤敏久・松永美弘・竹上 健・中野文平 共著

ロジスティクスやマーケティングの現状、情報化社会における通信システムを取り上げ、それぞれの問題を指摘し、戦略敵視点からの明確な方向性を指示。 【序文】より  近年、日本の流通構造は大きな転換期を迎えている。経済の高度成長を前提に成立し維持されてきた現行の流通システムに構造変革が迫られている。バブル経済の崩壊後の不況の長期化、政府に寄る規制緩和政策、情報技術の著しい進展、商品調達のグローバル化、環境問題の国際化などの様々な要因が流通における競争関係をますますグローバルな範囲に拡張させている。  とりわけ、小売業間の競争は卸売業の競争を……

写真集 昭和の電車がいっぱい−関西の私鉄−

中田安治 写真・文

近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪電気鉄道、京福電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、山陽電気鉄道、神戸電鉄 ― 私鉄の「聖地」といわれる関西の電車、なかでも「昭和の電車」を紹介しています。 明治の面影を残す木造車、戦前の黄金期に製造された数々の名車、世界の注目を浴びた新幹線。昭和の時代は、新旧入り混じった、電車の魅力的な時代でした。技術の発展とあいまって創意と工夫が凝らされた「電車たち」は、たくさんの人々に愛されました。 本書に登場するのは、いずれも昭和の電車全盛時代を駆け抜けてきた関西の多彩な名車たち。作者が50余年もの間、昭和の時……

タイタニックから飛鳥2へ−客船からクルーズ船への歴史− 交通ブックス217

竹野弘之 著

歴史への招待状 クルーズ客船史、豪華300頁の旅! ・約150枚におよぶ豊富な船の写真と、客船史研究の第一人者による明解な解説! ・戦争や海難事故、船会社の熾烈な争いなど、客船史にまつわるドラマティックな出来事も多数収録。 ・船に関する緻密なデータ(トン数、造船所、船会社の変遷など)を満載! ・資料的価値が高く、客船史の初学者や船会社の社員教育にも最適な一冊。 19世紀、欧米では大西洋航路を最速で横断した船に贈られる「ブルー・リボン」獲得のため、有力船主による壮烈なスピード競争が繰り広げられていました。航海速力を重視す……
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