交通の書籍紹介

国際航空貨物輸送

ピーター S. モレル 著 木谷直俊・塩見英治・本間啓之 監訳

現在、世界の航空貨物は、金額ベースで世界貿易の35%を占め、日本では23%を占める。今日の国際航空貨物の動向と構造を知らずして、世界の貿易構造と、物流動向を知ることはできない。英国の経済学者ピーター S.モレルによるMoving Boxes by Airを翻訳した本書は、航空貨物輸送の理論と実務がバランスよく書かれている。航空貨物のみならず、流通に携わる関係者にとって有用な、これまでにない1冊。著者モレルは航空関連書籍での評価も高い。 【日本語版発行に向けて】 航空貨物輸送の歴史はかなり古く、最初の航空貨物輸送は、雄鶏、羊、アヒ……

航空法(2訂版)−法と航空法令の解説−

池内 宏 著

航空従事者(パイロット(自家用・エアライン)・整備士)にとって、航空法を理解し身につけることは必須であり、航空従事者学科試験でも「航空法規等」として試験科目になっています。しかしながら、航空法を試験に通るための“暗記科目”と捉えて本質をあまり理解していない人も多く、現場でちょっとしたイレギュラーが発生したときにうまく対応できなかったり、無意識に違法行為を犯してしまう人もいます(実際にはチェックの網にかかり未然に防がれる)。 本書は、法学的視点と現場の視点を併せ持つ著者による実務に直結した航空法の解説書で、これから航空従事者を目指す人……

ウルトラクルーザー 自作飛行機で空を飛ぶー部品発注から作り方・申請・乗り 方・整備の仕方までー

藤田恒治

“モデラー”をはじめ、航空について学ぶ学生、飛行機を愛するすべての人に贈る! 製作期間1年、約1,000時間で自分が乗る飛行機を作る。でも、それほど難しくない飛行機作りと操縦術の本。 【著者について】 1943年3月、佐賀県唐津市生まれ。 子供のころから工作、機械いじりが大好きで特に乗り物好き。飛行機は紙飛行機から始まり模型飛行機で遊び、70年代に自作飛行機を知り、いつかは自分も飛行機を作って飛んでみたいと思っていました。80年代に超軽量動力機のキットを組み立て初飛行。2001年にウルトラクルーザーを知り、図面と材料を取り……

高度1万メートルから届いた 世界の夕景・夜景

杉江 弘 著

国内・海外各地の夕景・夜景を収めており、美しい写真の他にも、機内から撮影するときの注意点やコツ、元パイロットならではの視点で書かれたコラムなどを収録。 【はじめに】より この写真集は日本をはじめ世界の空で遭遇した「夕景・夜景」を特集したものです。これまで「夕景・夜景」に限定した写真集を目にした記憶はありませんが、民間航空機の機窓から見た都市や風景それに空港における夕景や夜景に特化した写真集の出版は間違いなく初めての試みと思っています。 一般に「夕景・夜景」といえば情緒あふれる時間帯での景色で、旅の中でも強く印象が残るひとときではない……

設計法を学ぶ 飛行機の安定性と操縦性ー知らないと設計できない改善のための17の方法

片柳亮二 著

本書では、飛行機の安定性と操縦性の設計法について、このような例題を通して改善方法をわかりやすく解説しています。スキルアップを目指す技術者や、これから飛行機の運動を学ぼうとしている人にとって必読の1冊です。 【はじめに】より  著者は長らく飛行機の設計の仕事に携わってきた。専門は飛行機の安定性と操縦性の解析である。これは、飛行機の尾翼や操縦舵面を設計する仕事である。飛行機は主翼により機体重量を支え、エンジンにより抗力と釣り合って飛行するわけであるが、この釣合方法を工夫することによって効率的に長距離を飛べるか(巡航性能)、短い滑走路で……

異業種に見る、航空業界のベストプラクティス ー滑走路の先を見据えてー

ナウル K.タネジャ著/中山智夫 監訳

TOYOTAからGoogleまで、豊富な具体例から提示されるベストプラクティス! 多数の業界トップから寄せられた「まえがき」にも注目。 著しい変化に直面している航空業界。多彩なジャンルの異業種の経営への取組みを事例にして、現状の航空業界の経営体質や方針に一石を投じる。自動車産業、ネット産業、サービス業、小売業、娯楽産業などの異業種を幅広く分析、航空業界に、既存のままではない、新しい競争力のある営業戦略のヒントを提供。 現著者はオハイオ州立大学航空学科名誉教授、航空の産業・学界・公共政策で幅広い経験を持つ経済学者。業種・業界を超えて、経……

空港経営と地域ー航空・空港政策のフロンティアー

加藤一誠・引頭雄一・山内芳樹 編著

激動の航空・空港業界。地域における空港の役割とは? 多彩な研究者たちが、多彩な視点で現状分析と将来への指針を示す。「空港経営」の研究書。航空、空港。自治体の関係者必読の一冊! 「地域力」は航空需要の大きさを決め、空港のあり方も左右する。地域は空港をどのように位置づけ、空港は地域にどのような影響をもつのだろうか。空港政策や空港の仕事の解説をはじめ、空港と航空会社の関係、地元と路線の就航地との関係、空港アクセス、観光振興など多角的な視点から考察する。 [toc] 【本書のねらい】 21世紀にはいり、航空と空港は交通のな……

例題で学ぶ航空工学−旅客機・無人飛行機・模型飛行機・人力飛行機・鳥の飛行−

片柳亮二 著

航空機を安全に飛ばすため、設計するためには、空中での航空機の挙動を十分理解しておく必要があります。本書は、無人飛行機や模型飛行機、鳥の飛行についてなどを例に、航空機の飛行に係わる基本から実際の応用までを詳細に解説します。たとえば、主翼と尾翼の関係はどのように決めるのか、鳥にはない垂直尾翼はなぜ必要なのか、垂直尾翼がないと何が困るのか、など通常の航空機の設計の現場ではあまり議論されることはない「当たり前の疑問点」について詳説しています。 これらの例題は、初学者だけでなく、実際の航空機設計に携わる専門家においても貴重な解析例として使用され……

パイロットのためのICAO航空英語能力試験ワークブック

Simon Cookson・Michael Kelly 共著

本書は航空英語能力証明実地試験(ICAO航空英語試験)レベル4向けの内容です。 姉妹書「パイロットのためのICAO航空英語能力試験教本」から一歩進み、応用力を高め、素早く適切に回答を導き出すための学習内容を多く収録しています。両書をあわせて利用することで、効果的に学習でき試験対策が一層強固になります。 ICAO航空英語試験で回答者が最もつまづくポイントは、「よく整理して回答しているか」という点です。本書では、よく整理した回答をするためのポイント(答え方)を、詳しく、わかりやすく解説しています。 本書で“SPRC model”(本文……

パイロットのためのICAO航空英語能力試験教本

Simon Cookson・Michael Kelly 共著

ICAO航空英語能力試験に対応した初のテキスト! 本書をマスターすればレベル4以上に合格できる! ICAO航空英語能力試験とは? 国際線パイロット及び外国のパイロットと通信するすべての管制官は、航空用語に関する英会話能力を一定のレベル以上、正しく認定される必要があります。ICAO航空英語能力試験は、パイロットや管制官が航空専門用語と標準英語の両方が流暢に話せることを必須としています。言語技能レベルは6段階まであり、国際線パイロットに必要なレベルは4以上です。 (2008年より国際線パイロットに対して英会話試験を課すようになりました)……
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