新訂 竜巻ーメカニズム・被害・身の守り方ー(極端気象シリーズ5)


978-4-425-51382-6
著者名:小林文明 著
ISBN:978-4-425-51382-6
発行年月日:2021/10/18
サイズ/頁数:A5判 208頁
在庫状況:予約
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¥2,200円(税込)

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いつどこで発生するかわからない「竜巻」の仕組みを、第一線の研究者が、発生する仕組み突風・トルネードとの違いを学び、さらに竜巻から身を守る方法、過去の竜巻事例、最新の情報をもとにわかり易く解説。

【本書のポイント】 ・竜巻の科学的メカニズムをやさしく丁寧に解説
・過去の事例から日本における竜巻の実態をしる
・最近の竜巻観測について紹介
・竜巻から身を守る方法を知り、防災に役立てる

【はじめに】より 『竜巻―メカニズム・被害・身の守りかた』(初版)は、ちょうど10年前の東日本大震災(2011年)をきっかけに〝極端気象から身を守る〟ことを念頭に執筆を始めました。この10年間、毎年のように甚大な気象災害に見舞われ、命を守る行動が求められています。科学的な観点からも、フェーズドアレイ気象レーダーの開発や日本版改良フジタスケール(JEF)の策定など、新たな取り組みが行われています。
今回の全面改訂にあたっては、竜巻を生み出すスーパーセルに伴うダウンバースト(2章)、ガストフロント(3章)について、新たに章立てして詳しく記述しました。具体的な観測事例もこの10年間に発生した特徴的な事例で構成し直しました(4章)。2016年から気象庁が運用を始めたJEFスケールについて6章でまとめました。フェーズドアレイ気象レーダーによる観測結果(5章)やポーラーロウに伴う竜巻発生(7章)など、最新の研究成果を盛り込みました。
『竜巻(改訂版)』は、既刊『ダウンバースト―発見・メカニズム・予測』(2016)、『積乱雲 都市型豪雨はなぜ発生する?』(2018)のいいとこ取りをした、リニューアルな新刊を目指しました。あらためて目を通して頂ければ幸いです。
2021年7月 小林文明 

【著者紹介】 小林文明(こばやし ふみあき)
最終学歴: 北海道大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士後期課程修了
学位: 防衛大学校地球科学助手、同講師、同准教授を経て、
現在は防衛大学校地球海洋学科、科学教授
千葉大学環境リモートセンシング研究センター客員教授(平成23〜24年)
日本大気電気学会会長
日本風工学会理事
専門: メソ気象学、レーダー気象学、大気電気学
研究対象は積乱雲および積乱雲に伴う雨、風、雷

【目次】
1章 竜巻
1.1 竜巻とつむじ風(大気中の渦)の違い
1.2 竜巻を生むスーパーセル
1.3 竜巻が生まれる〝最大の謎〟
1.4 竜巻発生の兆し
1.5 特徴的な被害

2章 ダウンバースト 2.1 ダウンバーストの発見
2.2 発生メカニズム
2.3 日本海上の雪雲スノーバースト 
2.4 日本のダウンバーストによる被害 
2.5 竜巻・ダウンバーストの階層構造

3章 謎の雲アーク  3.1 ダウンバーストの先端に形成されるガストフロント
3.2 アークの形態
3.3 地上気象要素の変化
3.4 突風構造
3.5 短寿命の渦ガストネード

4章 近年の観測事例  4.1 つくば竜巻(2012年5月6日) 
4.2 竜巻大発生(2013年9月) 
4.3 厚木ガストネード(2015年2月13日) 
4.4 伊勢崎ダウンバースト(2015年6月15日)
4.5 市原竜巻(2019年10月12日)

5章 竜巻から身を守る 5.1 建物内での避難場所
5.2 自分の立ち位置を知る
5.3 竜巻のリスクが高い地域
5.4 竜巻注意情報
5.5 竜巻の予測に欠かせないドップラーレーダー

6章 F(フジタ)スケール 6.1 フジタスケール
6.2 FPPスケール
6.3 EFスケール
6.4 日本版EFスケール

7章 日本における竜巻の実態 7.1 竜巻とダウンバーストの統計
7.2 温帯低気圧に伴う竜巻
7.3 台風に伴う竜巻 
7.4 冬の竜巻(winter tornado)
7.5 海上竜巻(waterspout)
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