ミスなはぜ起きるのか?研修テキストにオススメの1冊。

どんなに注意しても起こってしまうミス。小さなミスで済めばいいけど、大きなミスになってしまってからでは遅い。大きなミスの裏側には小さなミスが積み重なっている。それを見逃さないためには、どうしたらいいのか?

『事故は何故起こるのか?どうすれば防げるのか?』この大きな疑問に答えようと、様々な角度から議論が行われ、その成果が書籍として発行されてきました。新刊『ヒューマンファクター』は、安全工学という大きな分野において、『人間』に注目した本です。この書籍は、現代の安全学テキストとしてとてもオススメなんです!

1:図や表が満載で直感的に理解できる!

人間のどんな仕組みがどのようなミスに繋がりやすいのか、豊富なモデル図を用いて解説しています。人間工学・安全工学の素養がある方はもちろん。詳細な解説つきで初学者でも安心!

2:1冊読めば基礎から最新の考え方がわかる!

第1章では、人間の脳・体・心理の仕組みを解説します。『何を見間違えやすいか?』『どんなふうに考えてしまいがちなのか?』という基礎をつくり、続く章への理解を深めます。

次に『ヒューマンファクターとは何か』を、基礎から各国での議論の流れ、定義やモデルを豊富な図を用いて解説。ここで専門用語に関する理解を固めます。続いて、『ヒューマンエラーとは何か、なぜ起こるのか』を、エラーの種類・原因別に解説します。人間の仕組みのエラー、組織の仕組みのエラー、現場での運用エラー、人間に悪影響を与えるストレス要因といった様々な角度から分析を進めるので、氷山の一角としての事故を多角的に理解できます。

後半ではもう少し範囲を広げ、リスクとその原因分析について、実際の事例を引きながら論じていきます。そうして論を展開したあとで、それではこれらの考え方を日々の現亜でどう生かして、会社を、社会を安全に保っていくか?というところに着地しています。

この考え方を応用すれば、現場安全だけでなく職場の人間関係改善にも役立つかもしれません。1冊読めば基礎から応用まで網羅できる、教科書として理想的な構成なんです。

3:ミスに対する『合理的なやさしさ』

読者としてこの本を読んだとき、『こんな本で勉強したい』と最も感じたのは第5章でした。『ミスをするのは人間である。しかし、それを誘発してしまったのは何だろうか?』とこの本は丁寧に突き詰めていきます。ミスが起こったとき、人間一人に原因を求めるのは簡単です。ですが、本書は人体の認知、組織、社会、現場のあらゆる仕組みが影響しあって事故が起こってしまうということを、様々な角度から明らかにしていきます。どうすれば危険に気づき、改めていけるのか?ということを考えさせられました。

読んだ人に『社会の一員としての安全意識』を目覚めさせてくれるような本は、新たに入職する人にとって、また業務に慣れた最初の一冊としてふさわしいと思います。

大好評新刊『ヒューマンエラー』、企業の研修ご担当者様も是非ご注目ください!