サンゴはクラゲの仲間!白化現象だけでなく、サンゴの全てがわかる書籍『サンゴの白化』

皆さんこんにちは。最近冷え込みが厳しく、寝るときに靴下が欠かせないイッケーこと池田素楓です。

さて、今回は書籍のご紹介!サンゴの基礎知識から、現在サンゴが抱える問題まで解説している『サンゴの白化』についてです。それではいってみましょう!

 

サンゴは動物?植物?

サンゴは刺胞動物という種類に分類されます。見た目は植物のようですが、実はクラゲやイソギンチャクの仲間。イソギンチャクの仲間というのは何となくイメージが付きますが、クラゲとも仲間だったのは驚きですね。

サンゴはクラゲやイソギンチャクの仲間です。

彼ら“刺胞動物”は、外部から刺激を受けると刺糸を飛ばし、相手を攻撃する習性があります。海でクラゲに刺される経験のある方も多いかと思いますが、クラゲ達は“刺胞”で攻撃しているわけです。しかも、その“刺胞”は打ち出した後、再び刺細胞によって生成されます。これで身を守ったり、捕食に使用しています。

刺胞の仕組み。見るからにチクッとしそうな…

本書のタイトルは『サンゴの白化』ですが、サンゴの生態のことも詳しく解説している書籍です。

 

世にも珍しいハナサンゴモドキ

現在800種もの種類が存在するサンゴですが、その中でも珍しい・希少な種というのもあります。

ハナサンゴモドキは2000年に新種のサンゴとして発見されましたが、なんとこのサンゴは種子島でのみ確認されている種なのです!

種子島にしか生息していないハナサンゴモドキ。見た目も綺麗で神秘的ですね。

何故種子島にしか生息していないのかは不明ですが、分布域が狭く、数も減少しているそうで、2017年の環境省レッドリストに分類されています。種子島のみならず、あらゆる地域・海域の環境が変化している今、このサンゴの行く末が心配です…

このように有名どころだけでなく、希少種や絶滅危惧種のサンゴのことまで詳しく解説しています。

 

白化現象について

サンゴは褐虫藻という単細胞の藻類と共生している生物です。サンゴの殆どが褐色なのは、この褐虫藻に含まれる色素が原因なのですが、この褐虫藻の減少により白く見えることを“白化”といいます。

白化の仕組み。サンゴにとって深刻な問題です…

褐虫藻が減少する原因は様々ですが、現在世界中で発生している白化現象は海水温の上昇によるものだそうです。白化の初期段階ではまだサンゴ本体は生きていますが、長期間その状態が続くと餓死してしまいます。それほどサンゴにとって褐虫藻は大切な存在だといえます。

その他にも様々な白化の要因、現在行われている保全活動、サンゴはどのように利用されているのか、といったことも解説しています。「ニュースで見たサンゴの白化現象について詳しく知りたい」「サンゴそのものの生態を知りたい」「環境問題に興味がある」そんな方々にオススメの一冊です。

 

それでは、またお会いしましょう!

『Till All Are One!』