『アルセーヌ・ルパン』とイッケー

こんにちは。秋も深まってきて色々と趣味を楽しんでいるイッケーこと池田素楓です。

今週は私が小学生の頃から愛してやまない“怪盗紳士”アルセーヌ・ルパンの話!早速行ってみましょう。

『アルセーヌ・ルパン』とは?

といっても知らない方は殆どいらっしゃらないとは思いますが…

アルセーヌ・ルパンはフランスの作家モーリス・ルブランの『怪盗紳士』シリーズの主人公。悪名高い泥棒ですが、弱きを助け強きをくじく義賊としての一面も併せ持っている男です。変装の達人、カラテやジュウドウ等の格闘術にも長け、毒の入った物をたいらげても平気と、正に“超人”!しかも殺人を起こさないのが彼のモットー。これは現代の人々の心を掴んでしまうのも無理はありません。

かのイギリスの名探偵との対決編も!無許可で登場させたので当然コナン・ドイルから苦情が来ました。

その変装方法も大変ユニーク。正体を現す時に偽物の顔をバリっと剥がすようなイメージがありますが、実は化粧や皮下注射、立ち振る舞いの真似といったシンプルなもの。彼に似ているという男性が数多く登場するので、所謂“特徴のないイケメン”だったのかもしれません(女性にはしっかりとモテています故)

そんな魅力的な彼ですので、部下たちからも大いに慕われています。警察に捕まった部下のために奔走する話もありました。

小学生の頃に愛読していたルパンシリーズです。奇跡的に捨てずに取っておいていました。

いくつもの顔を持つルパン

彼はいくつもの偽名や肩書を持っており、実はアルセーヌ・ルパンという名前も彼が若い頃に咄嗟に考え付いた名前でしかありません(ちなみに彼の本名はラウール・ダンドレジーといいます。)アルセーヌ・ルパンのアナグラムで作られた名前を使うことが多かったですね。

彼の物語は主に3つの章に分けることが出来ます。1つ目は怪盗として活躍し、ガニマール警部やかの名探偵ホームズ(コナン・ドイルに怒られたので人物名を『エルリック・ショルメ』として登場させているのは有名ですね)との死闘が描かれている『アルセーヌ・ルパン』編。

2つ目は『813』で間接的にとはいえ人を殺めてしまったルパンが、スペインの傭兵として活躍する冒険活劇『ドン・ルイス・ペレンナ』編。

そして彼がまだアルセーヌ・ルパンを名乗る前の過去を描く『ラウール・ダンドレジー』編。

どれも作風がやや異なっています。特に彼が『ドン・ルイス・ペレンナ』として活躍する書籍が発行された頃には第一次世界大戦が勃発していたので、よりルパンの愛国心を強調したストーリーとなっているのも特徴です。

そういう背景を考えながら読み進めるのも面白いのではないでしょうか。

ルパンが株主の新聞社も登場します。定期購読したいと何度願ったことか…

終わりに

現在世界中を席巻しているマーベルやDCのコミックヒーローの中には、所謂ダークヒーローと呼ばれる類のキャラクターも多数存在しますが、アルセーヌ・ルパンはその先駆けともいうべき存在だと思います。児童書版で童心に帰るも良し、文庫版でより大人な文学として楽しむも良しな作品です。

それではまたお会いしましょう。

Til All Are One!』