リスクマネジメントにおいての「リスクに立ち向かう意識」

リスクマネジメントにおいての「リスクに立ち向かう意識」

こんにちは、石川です。
今年のGWはみなさま如何過ごされたでしょうか。私は特に遠出はせず、昼から飲んだり、夜も飲んだりといった具合で連休を満喫しました。連休がしばらくないと思うと苦しいですが、ぼちぼちやっていきましょう。

さて今日は、新刊の『リスクマネジメントの真髄』より「危険に備える意識」についてのお話です。
起こりうるリスクを最小にするためのマネジメントを行う上での心構えとはどんなものでしょうか。

0509②

マネジメント技術を利用して行動や活動を安全に導くのは人間である。リスクを最小化するためのマネジメント・プロセスを実践する人間が安全向上への意識も低く、意欲も弱く、危険への感受性も乏しければ、せっかくの活動が魂のないマニュアル技術の踏襲にとどまり、本来の目標である安全向上への努力が建て前に終る。

リスク・マネジメントの実践をありばい作りで終わらせることなく、実質的な成果に導くことができるためには、それを実践する人間に、危険への敏感さと、危険に謙虚に向き合う姿勢が備わっている必要がある。リスク・マネジメントの実践者、推進者にふさわしい人材には次の三つの意識が不可欠である。

(1)危険を侮ることなく

いつ起こるかもしれない危険に備えて油断することなく、何時なんどき何が起こっても対処できる身構えと心構えを常にもつこと。何かが起こることが念頭にあっても、自分には関わりないだろう、といった油断は危険の侮りにつながる。

(2)人ごとと考えず自分のものとして

新聞やテレビのニュースに紹介される事件や事故に接するとき、自分は無関係、などと人ごとと捕らえることなく、もしこれと同じことがわが身にふりかかったとしたら・・・・・と、常に自分のこととして考えることは、危険を侮ることなく危険に敏感な意識の持ち主としてリスク・マネジメントの実践者にふさわしい資質につながる。

(3)危険を先読み

突発的に発生する危険を予測することは難しいが、こんな状況ではこんなことが起こるのではないか、そうなると次になにが起こるか? さらにその次は? と常日頃から想像の世界で思いをめぐらすことは危険の先読みを習慣化するためのイメージ・トレーニングとなる。また、危険を先読みする中でそのときの対応も同時にイメージしておくことは突発的な危険に直面してもゆとりを持って行動することが可能となり、また、そのときの対処の仕方にも多くの手の内を持つことにもつながる。

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もっと知りたい人はこの本。
リスクマネジメントの真髄-現場・組織・社会の安全と安心-