「危険な黒い雲」“ダウンバースト”ってどんな現象?

「危険な黒い雲」“ダウンバースト”ってどんな現象?

こんにちは、石川です。
だんだんと秋らしい空気になってきましたね。お店には季節限定ビールが並び始めますが、わたしは秋限定が一番好きです。

さて、みなさんは「ダウンバースト」という気象現象をご存知ですか?夏に起こりやすい「竜巻」とよく似た現象で、上から下へ吹き付ける突風のことです。
そのため航空機の墜落事故などにも関係しているのですが、ニュースでは「突風」とまとめられてしまうので、なかなか耳にすることは少ないと思います。
当社では先日、このダウンバーストに関する最新情報をまとめた「ダウンバースト 発見・メカニズム・予測」を刊行しました。まだまだどんなものか知られていないこの現象について、Q&Aでまとめてみましたので、ちょっと読んでみてくださいね(^.^)

Q1 ダウンバーストとは?
積乱雲からの強い下降気流です。発見者は日本人科学者の藤田哲也博士です。

Q2 竜巻とどう違うの?
竜巻は積乱雲の上昇流に伴って発生するのに対して、ダウンバーストは積乱雲からの降水に伴って発生する下降流である点が根本的に異なります。

Q3 どのくらいの強さの風が吹くの?
ダウンバーストが地上を発散する際の風速は、多くの場合20 m/s前後ですが、時として50 m/sを超える場合もあります。航空機を墜落させたり、構造物を破壊させるだけの力を有しています。

Q4 発生しやすい時期はあるの?
積乱雲の発生しやすい暖候期、特に夏場に集中しますが、1年を通じて発生します。冬に発生するのはスノーバーストです。

Q5 遭遇したらどうしたらいい?
ダウンバーストは突風だけでなく、強雨や降雹を伴うことが多いので、頑丈な建物に逃げましょう。

Q6 どんな被害が起こるの?
窓ガラスが割れたり、屋根が飛んだりします。ダウンバーストは地上を発散するため、被害範囲は竜巻に比べて広範囲におよびます。

Q7 ダウンバースト発生の予兆はあるの?
ダウンバーストも竜巻同様に発達した積乱雲から発生するため、“いつもと違う積乱雲の表情”を見つけましょう。

Q8 日本版EFスケールって何?
F(フジタ)スケールは藤田博士が提案してから50年近く経ち、その間構造物の強度や形態も変化したため、フジタスケールの改良が行われるようになりました。日本でも2016年4月から日本版EFスケール(JEF)が用いられるようになりました。

くわしくはこの本⇒「ダウンバースト 発見・メカニズム・予測」