縁の下の力持ち、トーイングカーのはなし

縁の下の力持ち、トーイングカーのはなし

こんにちは、営業グループの大杉です。

毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。土用の丑の日はうなぎ食べましたか?私は給料日だったということもあって奮発して大きい蒲焼を買ってきて食べました。おかげでスタミナつきましたよ!

さて、今週のブログ、飛行機に関する小話をひとつ。

みなさん飛行機が出発する際、一番前にちょこんとこんな車がくっついているのを見たことありますよね? これはトーイングカーと呼ばれる車です。

Komatsu_towing_tractor_003

飛行機は滑走路に向かう際、バックしなければいけません。その時にこのトーイングカーに押してもらいます。飛行機のエンジンを逆噴射させて自力でバックも可能ですが、日本の空港では、逆噴射を使ったバックは禁止されています。(アメリカの一部空港では小型機に限って逆噴射によるバックが認められているようです)

トーイングカーのスペックは・・・。

長さ約7m
車幅2.8m
重量は約50トン
エンジン排気量は14,000cc~15,000cc
時速は10km~30km

特に排気量を見てください。乗用車何台分やねん!って突っ込みを入れたくなるような数字です。このトーイングカーは出発時に飛行機を押し出す以外に、格納庫から駐機場に移動させる時にも使われます。

トーイングカーにはこんなタイプもあります。

KLM_Pushback_tractor_and_ground_power_unit

このタイプは前輪を抱え込んで押し出したり引っ張ったりするタイプのものです。ちなみにこちらのほうは従来のトーイングカーよりも高速で移動できます。

トーイングカーについて、こんなウラ話がありますよ。

1994年、大阪(伊丹)空港から関西国際空港に国際線が移管するのに伴って、大阪空港にあるトーイングトラクターもいくつか移動することになったのですが、その際、関西国際空港の空港連絡橋の重量制限にひっかかり分解して運ばれました。小型でありながら重量級でハイパワーなトーイングカー。

まさに空港内の縁の下の力持ちなやつですね~。

この記事を作るにあたって参考にした本↓
交通ブックス307 空港のはなし (2訂版)