空港の「搭乗橋(ボーディングブリッジ)」のはなし

空港の「搭乗橋(ボーディングブリッジ)」のはなし

こんにちは。きのうは久々の休肝日だった石川です。
今日は「空港のはなし(2訂版)」より、飛行機に乗り込む時に通るあの橋、「搭乗橋(ボーディングブリッジ)」のおはなしです。

ジェット機が就航する空港では、お客さんの乗降に搭乗橋(PBB: Passenger Boarding Bridge)が用いられています。航空機からステップ車の階段を下り、バスで乗り換える手間を考えれば、アップダウンもなく風雨にもさらされないので、搭乗橋はとっても優れた空港設備のひとつです。

搭乗橋は、ターミナルビル2階レベルとスポット脇に設置するロタンダ(円形の塔屋)を固定橋で結び、さらにロタンダに伸縮・旋回が可能なブリッジを取り付けた形になっています。ブリッジを縮めた状態で航空機の到着を待ち、航空機がスポットインした直後にブリッジを伸ばしつつ旋回して、航空機の乗降口に接続して使用します。

羽田空港の最新のPBB(左)と、サイパン空港に残る初期のPBB。

羽田空港の最新のPBB(左)と、サイパン空港に残る初期のPBB。

搭乗橋はフレキシブルにさまざまな種類の航空機に対応できますが、たとえば大型ジェット機と小型ジェット機では乗降口の高さが大きく異なって(B777では5m、B737では2m)ブリッジの傾斜がきつくなり過ぎるので、ある程度機種別に限定されます。

大型ジェット機の場合には、前方左側2か所にそれぞれ取り付けられることが多いですが、さらに短時間でスムーズに乗降させるために、航空機の両側の乗降口に取り付ける形式もあり、また海外のフランクフルト空港やデンバー空港では、主翼を超えて後方部の乗降口に取り付けるなど、使いやすさを追求した色々な工夫もされているそうです。空港に行った際には、それぞれの搭乗橋の違いを見比べてみるのもおもしろそうですね(^.^)