やりたいことが見つからないときは、見つかるまで目の前のことに取り組んでみる

本当にやりたいことをやっている人は少ないだろうし、本当にやりたいことが最初からある人って、そうそういないと思う。いろんなことをやっていき、いろんなことを経験している中で「これ、やってみたいかも」と思うのが多いのではないだろうか??? ちょっとやっただけで諦めちゃ、その先も諦めることばかりになってしまうかもしれない。

みなさん、こんにちは。
成山堂書店という専門書をつくっている会社の三代目(専務)の小川啓人です。
海に関すること(船、海洋、水産)、気象、飛行機、鉄道などの物流の専門書から、
深海魚、釣り、海の生き物などの趣味的な本までを発行しています。

まずは言われたままやってみる

僕が新卒で入社した会社で新人の頃に言われたことを今でも覚えている。それは、

とにかくマネしろ

ということ。

何も知らないんだから、言われたことを素直にやる。先輩や上司のいいところをマネしてやってみること。とにかく徹底的に言われた。それができてから自分のオリジナルを出していけばいい。ちょっとカジッたくらいでできた気になるなと言いたかったのかもしれないと、今になって思う。

早い段階で見切りをつけるのも一つの手なのかもしれないけど、ちょっとやっただけでは物事の本質はわからない。わかるわけがない。知ったかぶりもいいところ。仕事だと、一通りやってみて1年間の流れが見えてくる。次の1年はそれを身につける。その次は自分のものとし、その次から応用がはじまる。たった数ヶ月で何がわかるのだろうか?僕も20年近く仕事をしているけど、毎日が新たな発見ばかり。意識して新しいものを探そうとしているからだろうけど、何十年やったって毎日が発見。そういう気持ちでやらないと、何をやっても長続きしない。

我慢することは悪いことではない

「我慢せずにやりたいことやろうよ」ということを聞くけども、それは目の前のことを一生懸命やって、そこから何か発見があって乗り越えた人の言葉。何も乗り越えていないのに、我慢できないのは、何をやってもうまくいかない。我慢の中から新たなアイディアが生まれてくるもの。人は不自由の中から自由を得ようと考える。なんとか乗り越えようと、新しいものを見つけようとがんばるもの。耐える力が備わっていないと、前へ進むことはできない。

石の上にも三年

人生は長いもの。その中のたった三年を我慢できず、何ができるのだろうか? 特に新卒で会社に入った人は三年は頑張ってほしい。数ヶ月で見切りをつけるのはもったいない。その先にできることはたくさんある。時に迷うことがあるだろうけど、その迷いの中からやりたいことがみつかるかもしれないし、楽しみが出てくるかもしれない。だから1年目はあれこれ余計なことは考えず先輩の言うとおりにやってみること。そして少しずつ勉強をしながらステップアップしていけばいい。

「目標がないんです」「やりたいことがわかりません」と思っても、そんなことを考えず、まずは目の前のことに取り組む。それからだって遅くはない。焦る必要もない。「やりたいことと違うんです」ということもよく聞くけど、最初からやりたいことがやれるほど能力があるはずがない。本当にやりたいことがあるなら、それまでの人生でやりたいことを見つけているし、そのために必死の努力をしているはず。やりたいことは後から見つけたっていいじゃない。

若い人たちは世の中の情報に惑わされず、まずは、与えられたことに必死になって取り組んでほしいと思う。